大阪府泉南市にて屋根修理〈セメント瓦葺き替え〉
2023/05/12
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
大阪府泉南市にて、築28年住宅の屋根修理のお問合せをいただきました。
築年数が経ち、既存のセメント瓦にもヒビが入っているとのことでそろそろ屋根のメンテナンスをしたいとお考えでした。
セメント瓦もかなりの重量があり耐震性に不安があるということでしたので、今回は最もリフォーム、メンテナンス性の高い葺き替えにて屋根工事をいたしました。
泉南市にておこなった屋根修理(葺き替え工事)の様子です。
施工前
施工前の様子です。屋根材の色褪せや損傷がところどころに見受けられます。
施工中
既存屋根材撤去
まずは既存の屋根材を撤去していきます。
写真に見られる通り、瓦の下に敷いているルーフィング(防水紙)が変色し、かなり劣化してしまっています。
ルーフィングは、建材の中でも一番重要な役割を担っていますが、普段目にすることはありません。一般的には、屋根材に比べて注目されることは少ないですが、実際には、屋根材の防水機能をサポートすることで、屋根の防水効果を高める役割を果たしています。
屋根材の防水効果は重要ですが、完璧に防ぐことはできません。屋根材の下に入り込んでしまった水を、屋根内(屋根裏)に入れず、外に流すことができるようにするのがルーフィングの役割です。つまり、ルーフィングは屋根材の機能とセットで防水効果を高めることができるというわけです。
そのため、このように劣化している場合は新しいルーフィングを葺き直す必要があります。
下地板確認
ルーフィングを捲っていきながら、下地板が傷んでないかを確認していきます。
雨漏りはしていないようです。
下地材(下地板・ルーフィング)新設
12mmの合板を増し張りし、ゴムアスファルトルーフィングを張ります。
以前のルーフィングはカラールーフィングでしたが、今回はゴムアスファルトルーフィングを張ったので、耐用年数が大幅にアップします。
下屋根も同様に設置します。
役物取り付け
続いて板金役物を取り付けていきます。
今回の屋根材はディーズルーフィング社の「ディプロマットII」を施工します。
屋根材の種類によって、取り付ける板金役物は変わります。
中には自社でつくり材料費を安く済ませるという業者もいますが、弊社はそのメーカーの純正品を取り付けるよう心がけております。
屋根材本体施工
屋根材本体を施工していきます。
今回使用した「ディプロマットⅡ」は、軽さ、耐用年数、意匠性の3点がお客様の好みに合い、採用させていただきました。特に耐用年数はガルテクトの25年を凌ぐ30年。自然石粒付きなので塗装せずとも綺麗を保ったままです。
下屋根の壁際は雨漏りしやすいので、写真のように捨て板水切りを取り付け、万が一雨水が入っても雨漏りしないよう施工します。
続いて大屋根に棟板金、下屋根に棟板金、壁際の板金を取り付け、水切り上部にシリコン仕舞いをして完了となります。
完工
こちらが完工の様子です。
今回の屋根工事により、屋根の重量が1㎡あたり6kgと軽量となり耐震力もアップし、屋根材自体が嵌合式なので強風でも屋根材が飛ばされる可能性が低くなりました。以前のセメント瓦は総重量5.5トン程ありましたが、今回は500〜600キロとかなり耐震性は改善されました。
担当者のコメント
この度は、株式会社エーストラストにご依頼いただき誠にありがとうございました。
既存屋根材のセメント瓦は塗装をして凌ぐことが多いですが、どうしても水分が抜けるとヒビ割れ等のダメージが出てきます。そして何より重量があるので、長い目で見れば塗装より葺き替えの方がコストパフォーマンスは良いのでおすすめです。
また、葺き替えにより屋根が軽量化されたことも大きなポイントと言えます。屋根の耐震性を上げることにより、地震などの自然災害による被害を最小限に抑えることができるので、最近では屋根工事、メンテナンスをお考えのお客様は軽量化を前提に問い合わせをされる方も増えてきました。
株式会社エーストラストでは、お客様のご要望やライフプランに合わせた最適なプランをご提案させていただきます。
大阪の雨漏り修理・屋根修理は株式会社エーストラストにお任せください!
現場住所 | 泉南市 |
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施工内容 | 屋根葺き替え |
施工箇所詳細 | 屋根全面 |
使用屋根材1 | ディプロマットII〈ディーズルーフィング〉 |
工事金額 | 1,650,000円(産業廃棄物処分費等全て込み) |