大阪府貝塚市にてスレート屋根カバー工法
2021/05/18
先日、貝塚市にて行ったスレート屋根のカバー工法の様子をお届けいたします。
こちらが施工前の様子です。
既存棟包板金を撤去します。
棟板金とは、主にスレート(カラーベスト・コロニアル)系の屋根を留めている金属部分のこと。写
真をご覧いただければ分かるように、屋根と屋根の面が合わさる山状(角)の接合部分、
ここを覆って雨水の浸入を防ぎ、なおかつ屋根材を固定するといった役割があります。
ゴムアスファルトルーフィングを設置します。
実は、屋内への雨水浸入を防いでいる要は屋根材ではなく、防水シートやルーフィングと呼ばれる下葺き材なのです。
目立つ存在ではありませんが、雨水の侵入を防ぐという
大きな役割を持っている大事な存在ですので、隙間無く丁寧に貼り詰めていきます。
また、基本的に2006年以降のカラーベストの屋根をカバーする際は、
既存の屋根材に石綿(アスベスト)含有材の可能性が高いため、粘着式ルーフィングは使用していけません。
続いて、こちらは寄せ棟部・下地木・捨て水切り板金施工の様子です。
屋根板金には、屋根の弱点部分である接合部分や谷の形状になっている箇所を強化するという役割があります。
接合部分や谷の形状になっている箇所は、雨水の影響を受けやすく、雨漏りの危険性が高くなるのです。
もし屋根板金がなければ、屋根の弱点部分は短期間に激しく劣化してしまうことに。
そして、接合部などが劣化してしまうと、雨漏りが発生するのは時間の問題になります。
屋根板金は、雨水から建物を守る非常に重要な役割を担っているのです。
続いてこちらは大屋根 本体施行中の様子です。
今回使用した屋根材は、スーパーガルテクトのシェイドブラックというお色。
遮熱性鋼板と断熱材の相乗効果で優れた断熱効果が期待できる屋根材です。
一枚ずつ丁寧に設置していきます。
続いて、こちらは大屋根の棟板金取り付け完了の様子です。
そして最後に、玄関上部・下屋根施工完了の様子です。
スレート屋根の寿命はおよそ30年前後だと言われております。
古くなったスレートを全面改修する場合は「カバー工法」もしくは「葺き替え」を選択することになります。
理想のリフォーム方法は「葺き替え」です。
古いスレートを全て剥がし、新しい屋根材に張り替える工事が最善の工事方法です。
ですが一方で、カバー工法は葺き替え工事よりも予算と工期を抑えて工事をおこなうことができます。
特にアスベストが入っているカラーベストの葺き替え工事費用はかなり高額になるのです。
そのため、費用対効果や将来求める屋根(住宅)の耐用年数などを考慮し、
今回のようにカバー工法を選択されるお客様の方が多いです。
しかし、古いカラーベストがかなり傷んでいる屋根(築30年以上の屋根)や雨漏りが生じている屋根には
残念ながらカバー工法ができません。その場合は葺き替えをおこなうことになります。
カバー工法は、屋根の状態が良好な場合にのみ選択できる工事というわけです。
今回のようなカバー工法をはじめ、屋根工事や雨漏り修理はぜひ輝匠建業にお任せください!
現場住所 | |
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施工内容 | |
施工箇所詳細 |