和泉市にて和瓦屋根から板金屋根への葺き替え工事
2021/03/31
先日、和泉市にて和瓦屋根から板金屋根への葺き替え工事を行いました。
まずは、既存屋根の撤去の様子からご覧ください。
築年数の経っている屋根だったため、瓦の下は土葺きになっています。
土葺きは一昔前まで主流だった屋根下地の工法で、土を敷き詰めることによって瓦の下地材にすると同時に、保温性を高める役割もあります。
しかし、デメリットとして屋根の重量が増してしまうため、最近の新築で使われることはあまり無い工法となっています。
今回はこの土も綺麗に撤去します。
また、下地に杉皮を張っていたため、それもすべて撤去します。
今回は下地となるコンパネを張る前に、角材で屋根全体を嵩上げし、通気層を確保しています。
角材は既存の屋根垂木にビスで打ち付けてているので、角材自体の強度も上がりますし、屋根全体の強度も向上します。
ただ単に作業をするのではなく、お住まい一件一件の屋根の状態を見定め、適切な工法で作業を進めていきます。
既存屋根をすべて撤去し、下地を張り替え終われば、続いてルーフィングを張っていきます。
屋根は屋根材だけで防水している訳ではなく、屋根材とルーフィングが両方適正な状態ではじめてしっかりした防水効果が発揮されます。
屋根材がいくら新品になったとしても、ルーフィングに張り漏れがあったり、施工ミスで釘穴などがあったりするとやはり雨漏りの原因となってしまいます。
屋根材が一次防水、ルーフィングが二次防水になっている訳ですね。
防水という点では非常に重要な箇所です、丁寧かつ確実に施工を進めていきます。
ルーフィングを張り終えれば、続いて上から新たな屋根材を葺いていきます。
今回は瓦屋根から軽量な板金屋根への葺き替えます。
瓦は非常に優れた屋根材ですが、唯一と言っていいデメリットとして、その重量が挙げられます。
瓦一枚が重たいと、屋根全体が非常に重たくなってしまい、耐震性の面では決して良いとは言えません。
最近日本各地で地震が頻発しており、ここ大阪でも数十年の内に南海トラフ地震が起こると言われています。
屋根リフォームの際に、同じ屋根材でリフォームするのではなく、リフォームのタイミングで屋根の軽量化を検討される方は年々増加傾向です。
こちらのお住まいも、屋根が綺麗になり耐久性や防水性が蘇っただけでなく、耐震性が向上しており、施主様も安心しておられました。
これにて施工完了となります。
上述の通り、屋根軽量化をご検討される方は年々増えています。
瓦屋根で屋根メンテナンスを20年以上行っていらっしゃらない方は、メンテナンスの際に軽量化をご検討されてみてはいかがでしょうか?
和泉市をはじめ、大阪での葺き替え工事・屋根軽量化工事は輝匠建業にお任せください!
現場住所 | |
---|---|
施工内容 | |
施工箇所詳細 |