和泉市にてセメント瓦屋根葺き替え工事
2021/10/08


先日、和泉市にて行ったセメント瓦屋根葺き替え工事の様子をお届けいたします。
まずは施工前の様子をご覧ください。
今回の現場の屋根はセメント瓦です。
セメント瓦とは、1970年代〜80年代に流行したセメント製の屋根瓦のこと。セメント瓦は陶器瓦より価格が安く製造しやすいため、住宅不足が顕著だった高度経済成長期に広く普及しました。
吸水性が高いセメント・コンクリートを主原料としているため、塗装工事でメンテナンスが可能という特徴があります。そういった点で見ても流行するという予見がありましたが、重量が重く、瓦に取って代わることはできず、今では生産されていないものがほとんどになっています。
セメント瓦を使用されているのはおそらく40年ほど前に建てられた住宅です。雨漏りを起こしていない限りは塗装メンテナンスも可能ですが、下地や防水紙の劣化が疑わしい場合は葺き替え工事をするのがおすすめです。
まずは既存瓦を取り外していきます。
下地の高さを上げるため、既存の下地板の上に木材を敷き、その上から新規の下地板を設置します。
合板を張ったら上からルーフィングを張ります。
ルーフィングは、基本的に屋根工事の時にのみ姿を表すものなので目立つ存在ではありませんが、雨水の侵入を防ぐという大きな役割を持っている大事な存在です。ですので、隙間無く丁寧に貼り詰めていきます。
続いて新しい屋根材のカラーベストを葺き、棟板金を設置していきます。
カラーベストは、陶器瓦の半分ほどの重さでとても軽く、住宅への負担が少ないため瓦に比べ耐震性が高いことが特徴です。
また、すべての屋根材を釘で固定する「全数釘止め工法」で施工しているため、強風による飛散や落下を防げます。
さらに国土交通省が定める不燃材料認定番号を取得しており、万が一の火災時には、隣家に燃え広がるスピードを抑えることもできます。
カラーベストのメリットには、豊富な種類・施工のしやすさ・価格の安さが挙げられ、住宅屋根に人気の屋根材です。
屋根完工後は雨樋を一部交換し、これにて施工完了となります。
この度は株式会社エーストラストをご用命いただき誠にありがとうございました!
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現場住所 | 和泉市 |
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施工内容 | セメント瓦屋根葺き替え工事 |
施工箇所詳細 | 屋根全体 |
使用屋根材1 | カラーベスト |