泉佐野市にて瓦屋根谷板板金交換工事
2021/10/09
先日、泉佐野市にて行った瓦屋根の谷板板金交換工事の様子をお届けいたします。
こちらが施工前の様子です。
皆さんは、屋根の谷板金という建材をご存知でしょうか?
まず、屋根面と屋根面のつなぎ目部分で、水が溜まりやすい部分を「谷」といいます。「谷板」とは、この谷の部分で屋根から水を流すために使用される部分のことです。屋根の上にあるため普段はなかなか目にする機会がありませんが、雨から家を守る非常に重要な部分でもあります。
谷部は雨水が2方向から流れてくる場所なので、その分水量が多くなります。水量が多くなることで水圧も増すため雨水が染み込みやすく、最も水量が増える軒先では水が溢れてしまう可能性もありながら、屋根の上にあるため目視での点検もままなりません。したがって、雨漏りの原因になりやすいのです。
谷板入れ替えの工事は次のような手順で行います。
1.谷板周辺の瓦を取り外し、付いている谷板金を取り除く
2.新しく谷板を取り付ける部分に防水シート(ルーフィング)を取り付ける
3.ステンレスやガルバリウム鋼板でできた新しい谷板金を取り付ける
4.周囲の瓦を葺き直して施工完了
瓦屋根の場合は部分的な工事が可能なため、通常であれば1日~3日ほどで入れ替え工事が完了します。
谷板がある屋根の方は、雨が多くなる梅雨や台風の季節の前に点検をされることで、雨漏りのリスクを大幅に減らすことが可能になります。
既存の谷板板金を撤去後、ルーフィングを設置します。
続いて新規ガルバリウム谷板板金新設します。
ジョイント部はシリコン処理をしております。
続いて谷板周りの瓦を葺き直します。谷板と棟瓦のとり合いの棟はシルガードで復旧しました。
銅線ではなくステンレス線に変え、縛り直し、棟に漆喰を巻いて施工完了です。
先述の通り、谷板金は排水のためにわざわざ雨水や雪が集中するように作られた部分のため、板金も傷みやすく雨漏りの原因になりやすい部位です。
雨漏りが起きてからでは大掛かりな工事が必要となるため、定期的な点検とメンテナンスが欠かさず行うことをおすすめいたします。
この度は輝匠建業をご用命いただき誠にありがとうございました!
泉佐野市をはじめ、大阪府内の屋根工事・雨漏り修理は輝匠建業にお任せください!
現場住所 | |
---|---|
施工内容 | |
施工箇所詳細 |