大阪府泉大津市にて雨漏り修理
2022/06/09
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
こちらのお客様から、2018年の台風により雨漏りが発生し、一度他の業者に修理などしてもらったそうですが、雨漏りが止まらないとのことでお電話をいただきました。
現地調査を行ったところ、前に修理を行った業者が破損した瓦の交換をしていない、ラバーロックをしてはいけないところに行う、既存の漆喰を取り除かず上から新しい漆喰を施工するなどずさんな手抜き工事が各所に見られました。
破損した雨樋の新設、NGシリコンの撤去や破損した瓦の交換、古い漆喰を撤去して新しい漆喰の施工など問題点を解決して雨漏りを確実に止めるための工事をご提案いたしました。
先日、泉大津市にて行った雨漏り修理の様子です。
施工の様子
施工前の様子
こちらが施工前の屋根の様子です。
現地調査時に屋根に上がると、なんと、下の写真の通り和瓦の屋根に塗料らしきものが塗られており、破損している瓦もそのまま放置してされていました。
家の裏手には、前業者が置いていった塗料の缶や割れた瓦の残材もそのまま放置されていました。
工事で発生した廃棄物は業者がしっかり処分するのが当たり前です。このような事態は決して許されることではありません。
このような基本的なマナーがなっていない業者は一目でろくでもない業者だと判断することができます。
問題のあるラバーロック施工
施工についてもいい加減な様子が見受けられました。
屋根瓦全体にズレどめのラバーロックを施工されていましたが、赤丸の箇所にラバーロックをすると水が抜けなくなってしまうため、雨漏りを起こしてしまいます。
隙間を埋めるからいいのでは?と思われるかもしれませんが、瓦には適切な隙間があることで、結露やわずかな隙間から入った水を逃がすことができるため、間違った施工で隙間をふさぐと雨漏りの原因になってしまうのです。
漆喰の手抜き工事
大屋根の漆喰も、熨斗瓦より出ています。
既存の漆喰を撤去せずに、上塗りで施工した可能性があります。
熨斗瓦より漆喰がはみ出ていると、雨水を直に漆喰が受けてしまい、雨漏りの原因になってしまいます。
新規雨樋の繫ぎ工事
まずは雨樋の欠損部分に新規雨樋の繋ぎ工事をしていきます。
大屋根から下屋根に這っている『這樋』の新規施工です。
破損瓦の交換
続いて、破損瓦の交換を行っていきます。
破損した瓦を放置してしまうと、隙間から雨が浸み込んでこちらも雨漏りの原因となります。
既存漆喰の撤去と新しい漆喰の施工
漆喰を割ると中から古い漆喰が出てきました。
やはり、既存の漆喰をしっかり取り除かないまま上塗り施工されていました。
弊社では、漆喰入れ替えの際は必ず棟瓦の土が見えるまで既存の漆喰を撤去し、新規の練り漆喰を施工しております。
既存漆喰の撤去完了です。
新規練り漆喰を施工します。
見た目は分かりにくいですが、この通り熨斗瓦から2センチ以上は漆喰が中に入っているので、雨水を受ける心配がなくなりました。
NGシリコンの撤去
続いて、前の業者が施工したNGシリコンの撤去です。
上から塗装をされているため、白く跡が残ってしまいますが、全てカッターで切り取り、水が抜けるようにしました。
ゴミも残さず全て撤去し、これにて施工完了です。
工事により改善した点
各所の手抜き工事による問題箇所の改善と、破損部分を修繕することにより、雨漏りも無事に止まりました。
瓦の破損や、漆喰を適切に工事することで、今後の屋根や建物自体の劣化も抑えることができました。
お客様へのお礼
このたびは弊社にご依頼いただき誠にありがとうございました。
雨漏りの心配も無くなり、施主様にもとても喜んでいただき、大変うれしく存じます。
もう信頼できない業者には頼まないと仰ってくださり、職人として嬉しい限りです。
今後なにかお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。迅速丁寧に対応いたします。
手抜き工事にはご注意下さい
残念ながらここ大阪でも屋根工事でこのような手抜き施工をする業者はたくさんいます。
しっかり信頼できる業者を見極めて工事を依頼されることが雨漏りを防ぐためにもとても重要です。
泉大津市の雨漏り修理・屋根修理・屋根工事は株式会社エーストラストにお任せください!
屋根調査、お見積りは無料で承っております。雨漏りの原因を確実に突き止め、適切な工事をお約束いたします。
現場住所 | 泉大津市 |
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施工内容 | 破損瓦交換/大屋根の漆喰入れ替え/雨樋の新規繋ぎ工事/前業者の残置物及びゴミの撤去 |
施工箇所詳細 | 屋根 |
工事金額 | 336,000円 |