屋根修理の訪問販売業者にご注意を!お勧めしない理由を解説
2022/12/31
「訪問販売で、高額な商品を売りつけられた」というトラブルは昔から後を絶ちません。
残念なことに、屋根修理業界においても悪質な訪問販売業者は存在します。
屋根の状態は自分で確認しづらいことから、実際には発生していない被害が“あるように見せかけられる”ことも。不安をあおり、強引に契約を進める屋根修理業者には気をつけてくださいね。
断りきれずに契約して、後悔しているなら『クーリングオフ制度』を活用しましょう。
訪問販売による被害やクーリングオフ制度、信頼できる屋根修理業者の選び方をご紹介いたします。
屋根修理の訪問販売業者がおすすめできない理由
「自分は大丈夫」と思っていても、訪問販売業者がやってくるのは突然です。
「近くで工事をしていて、屋根に不具合があるように見えた」、「先日の台風により、被害のある屋根も多いから点検させてほしい」など、不安をあおるような言葉を安易に信じてはいけません。
屋根修理の訪問販売業者が来た場合に気をつけるべき点を確認しましょう。
屋根トラブルが発生する可能性がある
屋根修理の訪問販売業者を、安易に屋根にあがらせてはいけません。
不慣れで信頼できない悪徳業者であった場合、以下のようなトラブルが想定されます。
● 屋根の上を歩き、屋根を返って傷つける
● 実際には被害はないのに、トラブルがあるように見せかけ写真をとる
悪徳な屋根修理の訪問販売業者は、被害のない屋根でも不具合が発生しているかのように見せ不安をあおることで、工事の契約を迫ります。「無料で点検する」と言われても、回避することが望ましいです。
また、技術力が低く施工不良につながることも考えられます。
相場から大きく外れた請求をされるケースがある
屋根修理の訪問販売業者は、契約をとるために様々な手段を使うでしょう。
例えばその場で値引きを行い、提示された見積もりが安いと感じさせることもあります。しかし、その総額は、実際の相場よりも高額であることも。
必ずご自身で他社の見積もりと比較してみましょう。
比較する際には、必ずご自身で他社に見積もり依頼を行い、総額が適正価格であるか判断しましょう。
訪問販売業者が提示した資料だと、都合の良いような内容が記載されているケースも想定できます。
ご自身で判断が難しければ、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの『住まいダイヤル』にて契約前の見積もりチェックサービスが利用できます。
契約後に後悔しやすい
屋根修理に限りませんが、訪問販売で契約するのは“自ら必要性を感じ、希望して探していた商品”ではありません。その場で話を聞いた時は「なんだかいいかもしれない」と感じるかもしれませんが、契約後に冷静になって振り返ってみると不要だと感じられたり、他社の商品の方が良かったと後悔するケースも。
屋根修理をしつこく勧めてくる訪問販売業者であっても、その場で契約することは避けましょう。
屋根修理の訪問販売業者と契約に後悔したらクーリング・オフを
訪問販売業者による契約は、特定商取引法に基づき、契約から8日間までの期間『クーリング・オフ制度』が利用できます。
クーリング・オフ制度は、契約の申し込みをした後にも一定期間、考え直すことができる制度です。期間内であれば契約の申し込みの撤回や契約を解除が可能なので上手く活用しましょう。
クーリング・オフ制度の使用期日
屋根修理の訪問販売の場合、申込または契約の書面を受け取った日のうち、早いほうの日から起算して8日が期限となります。
ただし、「クーリング・オフはできない」「してはいけない」と脅された場合は、所定の期間を過ぎていてもクーリング・オフが可能です。また、書面の内容に不備があるときにも期限に限らず適用される場合があります。
クーリング・オフの手続き方法
クーリング・オフの通知は、書面または電磁的記録で行います。自分で対応することも可能です。
書面や電磁的記録には、訪問販売業者が対象の契約を特定するために必要な情報と通知日を記載します。
必要とされる主な情報には以下のような項目が挙げられます。
● 契約年月日
● 契約者名
● 施工内容
● 契約金額
この他にも必要事項があれば、記載してください。
クーリング・オフについて不明点があれば、お近くの消費生活センター等へ相談するとよいでしょう。
屋根修理の訪問販売業者に限らず、悪質な業者に注意
公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの報道資料『住宅相談統計年報 2022』によると、2021年度に受けたリフォーム相談のうち、戸建住宅では“屋根”に関する相談が60.5%と最も割合が高くなっています。
リフォームの中でも屋根修理はトラブルを抱えやすい部分であるため、特に慎重に業者の選定を行なう必要があるでしょう。
実際にあった屋根修理のトラブル
訪問業者に限らず屋根修理業者の中には、間違った施工を行なってしまったり、お客様に誠意をもって対応できない業者もあるようです。
● 間違った施工方法により、被害が改善されない
● 塗装を行なった際の塗料缶が片付けられず放置されている
● 割れた瓦や残材が廃棄されていない
これらは、実際に被害のあったお客様から依頼を受け、確認できた事例です。
他社に一度依頼されたお客様で、雨漏りが改善されなかったことから弊社にご依頼いただいた経緯がありました。
このように、せっかく屋根修理を依頼したのにトラブルが改善されない上、不誠実な対応をするような業者がいるようです。
訪問業者に限らず、正しい施工知識がない上にマナーも悪いような屋根修理業者も存在しますので、業者選びは慎重に行いましょう。
屋根修理で信頼できる業者の選び方
屋根は様々な外的要因から住宅を守る、重要な役割のある部分です。たしかな知識と施工力があり、適正価格で施工できる業者を選びましょう。
高評価の口コミ評価が多数あるのは顧客満足度が高い証
確かな施工力や知識があるかどうかは業者選びの際に確認しづらい部分です。しかし、口コミの評価や数、コメントの内容は、お客さまからの満足度をはかる一つの指標となるため参考にするとよいでしょう。
また、ホームページの施工事例を参考にすることで、これまでの施工実績も確認できます場合がありますよ。
地域の屋根修理業者は適正価格で施工可能
『中間マージン』とは、大手業者から下請け業者へ支払う依頼料です。
大手のハウスメーカーなどは、お客さまと契約した施工を下請け業者へ依頼することが多く、中間マージンが発生しやすい面があります。
最終的にお客様が支払う施工価格に含まれるため、相場よりも高めの金額になります。
その点、自社の職人が直接施工を行う地域の屋根修理業者は、中間マージンが必要ありません。
施工実績の豊富な職人が修理の相談に乗ることができ、施工内容の説明も詳細にできるため信頼関係を作りやすいでしょう。
まとめ
屋根の上は自分で確認できない部分だからこそ、信頼のおける屋根修理業者に任せる必要があります。適正な価格できちんとした施工ができるか、信頼できる業者であるか見極めてから契約することが大切です。
ちょうど屋根修理を検討しているタイミングに訪問販売業者が来られても、その場では契約を控え、他社と比較を行いましょう。
大阪府で屋根修理業者をお探しであれば、自社の職人が確かな知識で施工を行う、エーストラストにぜひおまかせください。