台風や大雨の時だけ雨漏りするのはなぜ?3つの原因と対処法をご紹介
2022/08/14
「台風や大雨の時だけ雨漏りが発生する」とお困りの方はいませんか?雨漏りは原因を特定したうえで、その原因に適した修理が必要になるため業者に頼ることがベストです。
今回は、台風や大雨の時だけ雨漏りする原因や、雨漏りした時の対処方法について解説します。また、業者を選ぶポイントも紹介するので、雨漏りを根本的に解決したい方はぜひ参考にしてください。
台風や大雨の時だけ雨漏りする3つの原因
雨漏りは「屋根から発生する」とイメージされる方が多いのではないでしょうか。しかし、雨漏りは屋根にかぎらず、あらゆる箇所が要因となり発生します。ここでは、台風や大雨の時だけ雨漏りする3つの原因を見ていきましょう。
屋根の劣化
経年劣化した屋根は、破損したりひび割れが生じたりします。また、台風の飛来物による衝撃で屋根材が破損することも。ひび割れや破損は、雨水が建物内部に侵入するリスクを高めるので、早急に修理する必要があります。
外壁の劣化
外壁は経年劣化によって「ヘアークラック」とよばれる細いひび割れが生じます。この状態を放置するとひびが大きくなり、結果的に建物内部に雨水が侵入します。外壁は塗装によるメンテナンスを怠ると、ひび割れが生じやすくなるので注意しましょう。
コーキングの劣化
コーキングは、外壁と窓枠の間にある隙間を埋める役割を担っています。また、外壁に取り付けられた換気口との間を埋めたり、外壁同士のつなぎ目をふさいだりする役割もあります。
しかし、コーキングは紫外線によってひび割れたり隙間が空いたりする劣化症状が出るため、雨漏りを引き起こす可能性が高くなるでしょう。
雨漏りが発生したら?今すぐやるべき対処方法
雨漏りは修理費用がかかるほか、業者を手配する手間があるので、修理を後回しにしてしまう方も少なくないでしょう。ただし、雨漏りを放置すると、シロアリの発生による建物の倒壊や、漏電による火災事故を引き起こしかねません。
よって、取り返しのつかない大きな被害に遭わないためにも、早急に対処することが不可欠です。
ここでは、雨漏りが発生した際の対処方法について、具体的に解説していきます。
応急処置を行う
台風や大雨による雨漏りを発見したら、できる範囲で応急処置を行います。簡単にできる応急処置の方法は、以下のとおりです。
1. バケツやタオルを使う
2. ブルーシートを使う
3. 防水テープの使用
天井から水がポタポタ落ちてくる場合は、バケツで水を受け止めましょう。その際、バケツの底にタオルや新聞紙を敷いておくと、水はね防止の効果が得られます。もしバケツがないときは、家にある衣装ケースやゴミ箱で代用可能です。
一方、ブルーシートを使って被害を最小限に抑えることも重要なポイント。たとえば、雨漏りしている箇所の近くにある家財や家電が移動できない場合、ブルーシートを覆ってカバーすると良いでしょう。また、屋根裏の雨漏り箇所を特定できた場合は、雨水が伝わらないようにブルーシートで覆ってしまうのも手です。
さらに、雨漏り箇所が特定できているのであれば、防水テープを使って雨水をせきとめるのも効果的。なお、防水テープは一時的な応急処置に過ぎないため要注意です。
業者を手配する
雨漏りは原因が複雑であったり、原因が複数の箇所にあったりするケースもあるので、素人が雨漏りの原因を特定するのは困難です。そのため、素人が雨漏りを根本的に直すことは、ほぼ不可能といえるでしょう。したがって、プロに原因を明らかにしてもらった上で、適切に修理してもらうことが必要不可欠です。
失敗しない!雨漏り修理業者を選ぶポイント
雨漏り修理は業者に依頼して、根本的に解決を図ることが求められます。しかし、どの業者に依頼しても良いとはかぎりません。場合によっては、不十分な修理による雨漏りの再発や、高額な修理費用を請求される詐欺といったトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
よって、トラブルを回避するためにも、優良な雨漏り修理業者を選ぶことが大切です。
ここからは、業者選びに失敗しない「業者選びのポイント」を解説していきます。
雨漏り修理の実績
雨漏り修理を依頼する際は、業者における雨漏り修理の実績をチェックしましょう。修理実績は、業者のホームページに掲載されているケースがほとんど。もし、業者のホームページに掲載がない場合は、実績がわかる資料の提示を要求したり、口コミを調べたりするのもひとつです。当サイトではこちらより施工実績を確認できるので、ぜひ参考にしてください。
雨漏り調査の報告
雨漏りの原因を特定するためには、雨漏り調査が不可欠です。もし、調査を十分に行わない業者であった場合は、依頼を控えたほうが良いでしょう。
見積書の内容
業者の良し悪しを見極めるためには、見積書の内容をチェックするのも重要です。優良業者の場合は、金額を項目ごとに明記しているのに対して、悪徳業者の場合は金額を大まかに記載していることが多いでしょう。したがって、見積書が丁寧に作り込まれているかどうかは、業者を見極める鍵となります。
【補足】台風や大雨による雨漏りは火災保険で補償される?
台風や大雨による雨漏りは、火災保険が適用される可能性があります。火災保険とは、自然災害によって被害に遭った場合に補償される保険のことです。
もし台風や大雨が原因で雨漏りが発生したなら、火災保険が適用され、修理費用をカバーできるかもしれません。なお、損害の額や規模によって火災保険が適用されないケースもあるので要注意です。
まとめ
今回は、台風や大雨の時だけ雨漏りが発生する原因や対処方法について解説しました。雨漏りの原因は屋根にかぎらず、外壁やコーキングの劣化が要因となるケースもあるため、素人が原因を特定するのは困難です。したがって、プロに雨漏りの調査から修理に至るまでを依頼しましょう。