梅雨前にやっておきたい屋根の雨漏り対策!自分でできる対策とプロに任せる対策
2022/06/11
雨が降った日や翌日に、天井からポタポタと雨水が落ちてきて戸惑った経験のある方もいらっしゃるのでないでしょうか?そういう時は何からどう対処すればいいのか分からず、慌てふためいてしまうこともありますよね。
そんな事態を未然に防ぐためにも、雨漏りにはあらかじめ適切な対策が必要です。梅雨入り間近の今、改めてご自宅の雨漏り対策を見直してみましょう。
自分でできる雨漏り対策
屋根のコーキング補修を行う
屋根の雨漏り対策として効果的な「コーキング補修」。屋根材の瓦やスレートなどのひび割れている部分にコーキング材を入れ、雨水の侵入を防ぎます。
既にコーキングを打ってある箇所でも、経年劣化で剥がれてしまっていることがあります。その場合は、既存のコーキングを撤去し新しいコーキングを打設しましょう。
また、その際に瓦の割れやズレをみつけたら、はやめに新しい瓦に交換するようにしましょう。
屋根の上での作業は危険を伴います。ご自身で作業する場合は一階の屋根だけにとどめ、それ以上の高所での作業は専門業者にご依頼ください。
外壁にもコーキング補修を行う
外壁も屋根と同様、ひび割れが見つけられた際はコーキング材を注入して補修することで雨漏り対策ができます。その際に、ひび割れのある箇所の周りにマスキングテープを貼ってコーキングを打つことで、余分なコーキング材が外壁に付着することを防げます。
外壁のみでなく、サッシや庇部分にもひび割れや穴が空いている場合はコーキングでしっかり塞いでおきましょう。
雨漏り防止スプレーを使う
ホームセンターなどで売られている雨漏り防止スプレーを使えば、手軽に雨漏り対策をすることができます。外壁のひび割れや穴を塞ぎ、防水・防腐効果のある優れたスプレーでカビや苔の発生も防いでくれます。
使い方の手順は以下の通りです。
1. スプレーを吹き付ける場所のゴミやサビ、汚れをしっかりと拭き取る
2. スプレーをよく振り、補修箇所から20~30cm離してスプレーを吹きつける
3. 均等に吹きつくように2、3度重ねる
4. 乾燥するまで約1日待つ
工具や力を必要としないため女性でも扱いやすく手軽で便利なアイテムですが、塗膜が薄いため効果は一定期間のみです。修理の時間がない場合の応急対策にとどめておくことをおすすめいたします。
プロによる雨漏り対策
上記でご説明した通り、ご自身でも雨漏り対策をすることはできますが、あくまでも応急措置の対策です。雨漏りの根本的な原因を突き止め、完全に防ぐためにはやはりプロによる診断と補修が必須になります。
続いては、プロによる雨漏り対策についてご紹介いたします。
屋根の葺き替え工事を行う
雨漏りの原因として最も多いのが屋根の老朽化。普段屋根に上がる機会がない限り、屋根の状態を把握しておくことはなかなか難しいですよね。そのため、10年以上屋根を何もせず放置し、雨漏りが発生して初めて屋根の老朽化に気づくというケースが非常に多いです。例えば、瓦のズレや屋根材の割れなどによって雨水が侵入すると、内部に雨水が染み渡り腐食させた後、雨漏りに発展したというケースもあります。
ズレや割れが軽度なものであれば、その一つ一つにコーキングを注入したり、新しい屋根材に交換するなどしてある程度解決することができます。しかし、原因箇所が複数の場合には屋根の老朽化が全体に及び、かなり進行しているという場合が多いため、せっかく一つずつ補修をしても補修箇所が剥がれてしまったり、また別の箇所で雨漏りが起こってしまいます。
10年以上屋根を放置したままというお家は、屋根の老朽化が進んでいる可能性が非常に高いため、一度プロの屋根業者に点検してもらいましょう。場合によっては葺き替え工事など雨漏りが起こる前の低リスクの段階で屋根のメンテナンスを行うことをおすすめいたします。
高所のコーキング補修はプロに任せる
上記でご紹介した通り、簡易的なコーキング補修はご自身でも行うことができます。しかし、2階、3階の屋根をご自身でコーキング補修するのは非常に危険です。短時間での作業の場合であっても、高い場所の補修は必ずプロに依頼しましょう。
また、コーキングは扱いにくく、慣れていなければひび割れや穴にしっかりコーキング剤を入れるのが困難です。そのため、完全に塞がっっていないということもあり、場合によっては結局雨漏りを防ぐことができなかったということもあります。しっかり雨漏り対策をしたいという方は、コーキングでの補修であっても初めからプロに任せることをおすすめいたします。
屋根の漆喰箇所を補修する
瓦屋根などの漆喰箇所の補修はプロによる専門技術が必要不可欠です。漆喰の練り込みは、素人が作業するには非常に難しく、処理や施工を間違えてしまうと対策どころか雨漏りの原因にもなってしまうからです。そうなってしまえば元も子もありません。漆喰補修は、技術と経験をもったプロに依頼しましょう。
梅雨前の雨漏り対策はしっかり行いましょう
今回は、梅雨前の屋根の雨漏り対策をご紹介いたしました。
雨漏り対策は簡易的なものですとある程度ご自身でも行うことができますが、高所は危険を伴いますし、補修は少しでも間違ってしまうと雨漏りの原因にもなってしまいかねません。
1階の屋根や軽度の補修の場合は、上記にご紹介した方法を参考にご自身で行うのもありですが、雨漏りの原因をしっかり突き止め完全に防ぎたいという方は、屋根の専門業者に調査を依頼しましょう。ご自宅の屋根の劣化状況を確かめるきっかけにもなります。その際は適切なメンテナンスをご提案させていただきますのぜひご参考くださいませ。
屋根のことでお悩みの方や、雨漏りが不安な方は、ぜひお気軽にエーストラストにご相談ください。