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屋根の豆知識

屋根板金の浮きは雨漏りのサイン?棟板金の役割と劣化の原因とは

2025/02/26

屋根板金の浮きは、建物の安全性に関わる重要な問題を知らせるサインとして、特に気をつけなければならない現象の一つです。特に屋根の一番高いところにある棟板金(むねばんきん)は、一年中厳しい気象条件にさらされています。強い風雨を受けることによる負担や、日光による劣化、また寒暖差による膨張と収縮のストレスなど、さまざまな要因で少しずつ傷んでいきます。

このような劣化によって、棟板金と屋根材の間に隙間ができてしまうと、そこから雨水が建物の中に入り込んでしまう可能性が出てきます。

この記事では、棟板金の大切な役割や、傷みの原因、そして被害を抑えるために必要な早期発見・修理の方法について、わかりやすく説明していきます。

棟板金とは?屋根にとっての重要な役割

棟板金とは、屋根の棟(むね)と呼ばれる頂点部分を覆う金属製のカバーのことです。屋根の棟は、異なる屋根面が交わる最も高い位置にあるため、雨風の影響を直接受けやすい部分です。そのため、棟部分を適切に保護しないと、雨水が内部に浸入し、建物の耐久性を損なう原因となります。

棟板金は主に以下のような素材で作られています。

  • ガルバリウム鋼板:軽量で錆びにくく、耐久性に優れる。現在の主流素材。
  • ステンレス:耐食性が高く、沿岸地域など塩害の影響を受けやすい場所に適している。
  • 銅板:耐久性は高いが高価であり、経年で緑青(ろくしょう)が発生しやすい。
  • アルミ:軽量で錆びにくいが、強度が他の金属と比べて低いため、強風時に変形しやすい。

棟板金は、貫板(ぬきいた)と呼ばれる木材の上に被せられ、釘やビスで固定されます。しかし、経年劣化や台風・地震などの外力によって釘が緩んだり、貫板が腐食したりすることで、棟板金が浮いたり剥がれたりするリスクが生じます。特に最近では、木製の貫板ではなく、樹脂製貫板(耐久性が高く腐食しにくいもの)が使用されることが増えてきています。

棟板金の主な役割

雨水の侵入を防ぐ

屋根の棟部分は、屋根材の継ぎ目にあたるため、隙間が生じやすい場所です。そのままにしておくと、風によって雨水が内部へと吹き込んでしまい、雨漏りの原因になります。棟板金はこの隙間をしっかり覆うことで、雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。

特に台風や豪雨の多い地域では、棟板金の固定が不十分だと雨水が屋根内部に浸入しやすくなります。雨水が貫板や屋根材の下に侵入すると、屋根全体の劣化を早め、最悪の場合は室内に雨漏りが発生する恐れがあります。そのため、棟板金の定期的な点検と適切なメンテナンスが非常に重要です。

風による屋根材の飛散を防ぐ

棟板金は、屋根の最上部に位置するため、強風の影響を最も受けやすい部分です。もし棟板金が浮いていたり、固定が弱くなっていたりすると、強風時に剥がれ落ちる可能性があります。棟板金が飛散すると、周囲の屋根材や建物自体もダメージを受け、さらなる修理費用がかかる原因になります。

特に台風の多い地域では、棟板金の固定方法が適切でないと、一度の強風で大きな被害を受けるリスクがあります。一般的に、棟板金の固定には釘よりもビス(ネジ)を使用するのが望ましく、近年ではより強度の高いステンレスビスを用いた施工が推奨されています。

また、従来の棟板金は木製の貫板を使用していましたが、木材は水分を吸収すると腐食しやすく、固定力が低下するため、最近では樹脂製貫板が使用されるケースが増えています。樹脂製貫板は耐久性が高く、湿気による腐食のリスクが少ないため、長期的に見るとメンテナンスコストの削減にもつながります。

屋根の美観を維持する

棟板金は屋根の頂点部分を覆っているため、見た目にも大きく影響します。屋根全体のデザインやカラーと調和した棟板金を使用することで、美しい外観を保つことができます。また、適切なメンテナンスを行い、棟板金が錆びたり変色したりしないようにすることも、屋根全体の美観維持に不可欠です。

特にガルバリウム鋼板やステンレス製の棟板金は、錆びにくく耐久性が高いことから、美観を長期間維持しやすいという特徴があります。しかし、長年使用していると経年劣化によって色あせや錆が発生することがあるため、定期的な点検と再塗装などのメンテナンスが重要です。

棟板金の浮き・劣化が発生する原因

棟板金は屋根の最上部にあり、雨風や紫外線の影響を直接受けるため、時間の経過とともに劣化が進みます。棟板金の浮きや劣化を放置すると、雨漏りや屋根全体の破損につながる可能性があるため、定期的な点検と早めの修理が重要です。

ここでは、棟板金が浮いたり劣化したりする主な原因を詳しく解説します。

経年劣化

棟板金の耐用年数は約10〜15年で、経年劣化により主に3つの問題が発生します。

1つ目は金属部分の腐食です。ガルバリウム鋼板やステンレスなどの素材も、防錆加工の劣化により錆びが発生し、特に沿岸部では塩害の影響で劣化が加速します。

2つ目は固定具の劣化で、釘やビスが風雨や紫外線により緩んだり腐食したりして、棟板金の浮きや雨水侵入の原因となります。

3つ目は貫板の劣化です。従来の木製貫板は水分を吸収すると腐食しやすく固定力が低下するため、最近では耐久性の高い樹脂製貫板が主流となっています。特に古い屋根の場合は、貫板の劣化に注意が必要です。

釘やビスの緩み・抜け

棟板金は貫板に釘やビスで固定されていますが、時間の経過とともに様々な要因で固定具が緩むことがあります。まず、金属は気温変化による膨張・収縮を繰り返すため、棟板金がわずかに動き続け、長期間で固定具が緩んでいきます。また、強風地域では風圧による揺れで固定具に負担がかかり、緩みの原因となります。さらに、固定力の強いビスが現在は推奨されていますが、過去の施工では釘が多く使用されており、これも緩みやすい原因の一つとなっています。

強風・台風・地震の影響

棟板金は屋根の最上部にあるため、強風や台風の影響を最も受けやすい部分です。また、地震によってもダメージを受けることがあります。

【台風・強風の影響】

台風時には、強い風圧で棟板金が持ち上げられたり、飛ばされたりすることがあります。特に、釘が緩んでいたり、固定力が弱まっていたりすると、一気に剥がれるリスクが高くなります。

【地震の影響】

地震が発生すると、屋根全体が揺れ、棟板金にも大きな負荷がかかります。揺れの影響で釘やビスが抜けやすくなり、地震の後に棟板金が浮いたり外れたりすることがあります。

特に日本は地震が多い国のため、定期的な点検を行い、棟板金の固定状態を確認することが大切です。

施工不良

棟板金の施工不良は、数年以内に深刻な劣化を引き起こす可能性があります。例えば、釘の本数が不足していたり、打ち方が不適切だったりすると、強風や地震の際に棟板金が浮いてしまう原因となります。また、防水シートの施工が不十分な場合、棟板金の浮きから雨水が侵入しやすくなり、建物に悪影響を及ぼす可能性があります。

屋根板金の浮きが引き起こす雨漏りについて

棟板金が浮いてしまうと、その隙間から雨水が入り込み、屋根の内部にある防水シートや貫板に影響を及ぼします。これにより、以下のような問題が起きることがあります。

屋根の強度が低下する

雨水が貫板に染み込むことで、木製の貫板が腐ってしまい、棟板金をしっかりと固定できなくなります。その結果、棟板金の浮きがさらに進んでしまい、最終的には剥がれ落ちてしまうことも考えられます。

室内で雨漏りが発生する

棟板金の隙間から入った雨水は屋根の下地に染み込み、やがて天井や壁に雨漏りとなって現れます。お部屋の天井にシミができたり、壁にカビが生えてきた場合は、棟板金の浮きが原因かもしれません。

修理費用が大きくなる

棟板金の浮きを放置してしまうと、雨漏りの被害が広がり、屋根全体の補修が必要になることがあります。状況によっては、屋根全体の張り替えが必要となり、数十万円から百万円以上の修理費用がかかってしまう可能性もあります。

このような被害を防ぐためには、定期的に点検を行い、棟板金の浮きを早い段階で見つけて、適切な補修をすることをお勧めします。

棟板金の劣化を見極めるチェックポイント

棟板金の劣化や浮きを早期に発見することで、雨漏りや屋根の破損を防ぐことができます。特に、屋根は普段あまり目にする機会が少ないため、定期的な点検が重要です。以下のチェックポイントをもとに、棟板金の異常を見極めましょう。

目視で確認できる異常

棟板金の異常は、屋根の状態を直接確認することで早期発見が可能です。自宅の2階や周辺の高い場所から、以下の点をチェックしてみましょう。

棟板金が浮いている、ズレている

・棟板金が本来の位置からずれている
・隙間ができている
・一部が浮き上がっている

棟板金が浮いている場合、その隙間から雨水が侵入する可能性があります。特に、以前よりも屋根のラインが歪んで見える場合は要注意です。

釘が抜けている、もしくは浮いている

・釘やビスが途中まで抜けている
・釘が斜めになっている
・釘の周囲にサビが発生している

固定している釘が緩んでいると、棟板金が風で煽られやすくなります。台風や強風の際に飛ばされるリスクが高まるため、早急な対応が必要です。

板金が錆びている、変色している

・赤茶色のサビが発生している
・板金の表面が剥がれている
・変色や汚れが目立つ

錆びが進行すると、板金がもろくなり、穴が開くこともあります。特に、棟板金の継ぎ目部分にサビが発生しやすいため、重点的に確認しましょう。

雨漏りの兆候

棟板金の浮きが進行すると、最終的には雨漏りにつながります。以下のような兆候が見られたら、早急に専門業者に点検を依頼しましょう。

天井や壁にシミができている

・天井の一部が黄色や茶色に変色している
・壁紙が剥がれている
・部屋の隅にカビが発生している

これは、屋根の内部に雨水が侵入し、建材が水分を吸収してしまった証拠です。放置すると、建物の構造自体が劣化し、修理費用が高額になるリスクがあります。

屋根裏に湿気がこもっている

・屋根裏がジメジメしている
・木材部分が黒ずんでいる
・カビ臭いにおいがする

屋根裏の湿気が多い場合、棟板金の浮きによって雨水が侵入している可能性があります。天井や壁のシミがまだ現れていなくても、屋根内部の劣化が進行している可能性があるため注意が必要です。

強風後・台風後の点検の重要性

台風や地震の後は、屋根に大きな負荷がかかります。強風による棟板金の浮きや、地震による釘の緩みが発生することがあるため、特に注意が必要です。

台風後にチェックすべきポイント

・屋根の上に板金が落ちていないか
・近隣の家の屋根が被害を受けていないか
・屋根材のズレや破損がないか

台風後は、棟板金だけでなく、瓦やスレートのズレ、雨樋の破損なども併せてチェックすることが重要です。

地震後にチェックすべきポイント

・屋根の継ぎ目部分がずれていないか
・棟板金の釘が抜けかけていないか
・貫板が見えてしまっていないか

地震の揺れによって棟板金の固定が緩むと、次に強風が吹いた際に飛ばされるリスクが高まります。特に大きな地震が発生した際は、屋根全体の点検を行い、棟板金の浮きがないか確認しましょう。

棟板金の修理・交換方法

ここでは、棟板金の状態に応じた修理・交換方法について詳しく解説します。

釘の打ち直し・シーリング補修

対応できる症状

・釘が浮いている
・軽度な棟板金の浮きやズレ

軽度な棟板金の浮きであれば、浮いた釘を打ち直し、シーリング材(コーキング)で固定することで補修が可能です。

補修の流れ

①浮いた釘を抜く

無理に打ち直すと再び緩む可能性があるため、一度抜いてから修理を行う。

②新しい釘またはビスで固定

強風で抜けにくいように、耐久性のあるビスを使用するのが理想的。

③シーリング材を塗布

固定部分にシーリング材を塗り、雨水の侵入を防ぐ。

注意点

釘を打ち直しても、一度浮いたものは再度緩みやすい傾向があります既に貫板が腐食している場合は、根本的な修理が必要です。

貫板の交換

対応できる症状

・貫板が腐食している
・釘を打ち直してもすぐに浮いてしまう

棟板金を支える貫板が劣化している場合、棟板金の固定が困難になるため、貫板ごと交換する必要があります。

貫板交換の流れ

①棟板金を取り外す

②腐食した貫板を撤去する

③新しい貫板を取り付ける(木製または樹脂製)

④棟板金を再度設置し、ビスで固定する

ポイント

最近では、木製の貫板よりも耐久性の高い樹脂製の貫板(プラスチック樹脂製)がよく使われることが多くなりました。樹脂製貫板は水に強く、腐食しにくいため、長期的な耐久性が期待できます。

棟板金の交換

対応できる症状

・板金が錆びて穴が開いている
・強風や台風で棟板金が飛ばされた

棟板金自体が破損している場合は、部分的な補修ではなく、新しい棟板金に交換する必要があります。

交換の流れ

①古い棟板金を取り外す

②貫板の状態を確認し、必要に応じて交換

③新しい棟板金を設置し、ビスでしっかり固定

④継ぎ目部分にシーリング材を塗布し、防水処理を施す

強風対策のポイント

従来の釘に代わってステンレス製のビス(ネジ)を使用し、板金の厚みに合わせた適切な固定方法を選択することで、強風による飛散リスクを大幅に軽減することができます。

屋根の全面リフォームが必要なケース

対応できる症状

・屋根全体の劣化が進行している
・雨漏りが広範囲に発生している
・何度も修理しても、すぐに不具合が発生する

棟板金の交換だけでは改善しない場合、屋根全体のリフォーム(葺き替えやカバー工法)を検討する必要があります。

全面リフォームの方法

【カバー工法(重ね葺き)】

カバー工法というのは、今ある屋根の上から新しい屋根材を重ねていく方法です。工事費用を抑えられ、工事期間も短くできるという良い点がありますが、現在の屋根の傷みが激しい場合には適していません。

【屋根の葺き替え】

屋根の葺き替えは、既存の屋根材を完全に撤去して新しい屋根材に取り換える工事です。費用は高額になりますが、長期的な耐久性が向上し、建物の寿命を延ばすことができます。ただし、大規模な工事となるため、通常の修理と比べて工期が長くなる点に注意が必要です。

リフォームが必要な目安

・屋根の耐用年数(20年以上経過している)
・棟板金だけでなく、他の屋根材も劣化している
・雨漏りが繰り返し発生している

棟板金の定期メンテナンスとセルフチェック方法

ここでは、棟板金の定期メンテナンスの重要性と具体的な予防策について詳しく解説します。

定期的な点検の重要性

棟板金の点検は、3〜5年ごとに行うのが理想的です。早期に異常を発見し、修理することで、大規模な屋根修理の必要を防ぐことができます。

定期点検を行うことで、釘やビスの緩み、シーリングの劣化といった小さな不具合を早期に発見し、修理することができます。これにより、棟板金の浮きや破損による雨水の侵入を防ぎ、雨漏りのリスクを大幅に軽減できます。また、早めの対処により貫板の腐食や屋根全体の損傷を防ぐことで、修理費用を抑えることも可能です。特に台風・強風・地震の後は棟板金のズレや浮きが発生しやすいため、速やかな点検が推奨されます。

自分でできるチェック方法

屋根の上に登るのは危険ですが、安全な範囲で目視チェックを行うことで、異常の早期発見が可能です。

屋外からのチェック

・棟板金が浮いていないか(ズレや隙間がないか)
・釘やビスが抜けていないか(浮いていたら要注意)
・錆びや変色が発生していないか(劣化のサイン)
・屋根の周囲に板金の破片が落ちていないか

双眼鏡を使えば、屋根の状態を詳しく確認できます。

室内からのチェック

・天井や壁に雨染みができていないか
・屋根裏に湿気がこもっていないか
・雨の日に天井からポタポタと音がしないか

室内の異常は、棟板金の隙間から雨水が侵入している可能性があるため、早急に専門業者に相談しましょう。

業者に依頼する際のポイント

屋根の点検や修理を依頼する際には、信頼できる専門業者を選ぶことが重要です。

屋根修理の専門業者を選ぶ

棟板金の修理には高度な専門知識と技術が不可欠です。そのため、屋根工事の実績が豊富で、技術力の高い業者を慎重に選定することが重要です。業者選びの際は、過去の施工実績や顧客からの評価なども参考にしましょう。

極端に安すぎる業者には注意

「格安修理」や「特別価格」を強調する業者の中には、適当な修理で済ませたり、手抜き工事をするケースもあります。また、安価な材料を使用したり、必要な工程を省略したりすることで、将来的に大きな問題を引き起こす可能性もあります。適正価格で確実に修理してくれる業者を選ぶことが、長期的な視点では経済的です。

保証やアフターサービスを確認する

施工後の保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶと、万が一の際にも安心です。特に保証期間の長さ、保証内容の範囲、メンテナンスサービスの有無などを事前に確認しておくことで、将来的なトラブルを防ぐことができます。また、定期的な点検サービスを提供している業者であれば、予防保全の観点からも望ましいでしょう。

まとめ

棟板金の浮きは建物にとって重要な警告サインとなります。特に雨漏りの前兆として要注意です。年月の経過による劣化や強風の影響、施工時の不具合などが重なり合うことで、問題が大きくなっていく可能性があります。そのまま放置してしまうと、建物の構造に大きな影響を及ぼすことも考えられます。このような事態を防ぐために、定期的な点検と適切なタイミングでの修理を行うことをお勧めしています。これにより雨漏りを未然に防ぎ、建物を長持ちさせることができます。

早めの発見と対応が、屋根を長持ちさせ、修理費用を抑えることにつながります。少しでも気になる点がありましたら、建物への影響を最小限に抑えるためにも、お早めに専門業者へのご相談をお勧めいたします。

大阪地域では、豊富な施工実績と確かな技術力を持つ「株式会社エーストラスト」が、お客様の大切な建物の維持管理をサポートいたします。

この記事は私が監修しました

株式会社エーストラスト 代表:高橋 輝(たかはし あきら)

株式会社エーストラスト 代表:高橋 輝

19歳の時に屋根職人の道へ。それ以来大阪を中心に屋根工事・建築板金・雨樋工事など屋根に関わる施工に従事してきました。「雨漏り診断士協会」認定の「雨漏り診断士」や、「石綿作業主任者」など各種資格取得。常にお客様の視点にたち、細部まで確実丁寧な施工にこだわっています。

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