大阪の強風・台風被害に強い屋根材は?耐風性を高めるリフォームのコツ
2025/07/30
台風シーズンが来るたびに、「うちの屋根は大丈夫かな?」「そろそろメンテナンスが必要かも…」と心配になる方も多いのではないでしょうか。
実際、大阪は全国的に見ても台風や強風被害が多い地域のひとつであり、毎年のように屋根トラブルのご相談をいただいています。
この記事では、屋根修理・雨漏り修理を専門に行っているエーストラストが、台風・強風に強い屋根材の選び方と耐風性を高めるリフォームのコツを詳しく解説します。
大阪の屋根はなぜ台風・強風被害を受けやすいのか
大阪は地理的に台風の通り道になりやすく、南からの強風が吹き抜ける地域です。
特に秋の台風シーズンは、風速20〜30メートル超の暴風が吹き荒れ、瓦の飛散や棟板金の剥がれ、屋根材のめくれといった被害が多発します。
さらに近年はゲリラ豪雨や線状降水帯の発生も増えており、「風+大雨」という複合被害のリスクが高まっています。
大阪湾沿岸地域や高層ビルが立ち並ぶ都心部では、ビル風の影響で想定以上の風圧がかかるケースも珍しくありません。
こうした環境の中では、屋根の老朽化や施工の甘さがあるとすぐに被害につながるため、早めのメンテナンスやリフォームが重要なのです。
台風・強風に弱い屋根の特徴とは?
毎年、大阪では台風や強風による屋根被害が多発しています。
実際に現場でよく見かけるのが、「屋根材が飛ばされた」「板金がめくれた」「雨漏りが起きた」といったトラブルです。
では、どういった屋根が被害に遭いやすいのか?
その多くにいくつかの共通点があります。お住まいの屋根に当てはまっていないか、ぜひチェックしてみてください。
瓦のズレや固定不足
昔ながらの和瓦は重厚感があり見た目も美しい反面、固定が甘いケースが多く見られます。
特に昭和~平成初期に建てられた住宅の中には、釘止めやクリップ固定がされていない瓦屋根が数多く残っています。
そうした屋根では、強風が吹いた際に瓦がズレたり、最悪の場合は飛散して近隣住宅や通行人に被害を与えることも。
近年の防災瓦や軽量瓦ではこうした固定不足は改善されていますが、築年数が古い住宅では早めのチェックが欠かせません。
スレート屋根の劣化
スレート屋根(カラーベスト・コロニアルなど)は、日本の住宅に広く普及している屋根材です。
しかし、築20年以上経過している場合、表面の塗膜が劣化してひび割れや浮きが進行していることがあります。
劣化したスレートは非常に脆く、強風時には風の力で割れたり飛散することも。
表面はきれいに見えても内部の劣化が進んでいる場合も多いため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。
板金屋根(棟板金など)の浮き・釘抜け
屋根の一番高い位置に取り付けられている「棟板金(むねばんきん)」は、強風による飛散被害が非常に多い箇所です。
経年劣化により、固定用の釘が緩んだり抜けたりしていると、そこから風が入り込み、一気に板金がめくれ上がってしまいます。
また、施工時の釘の打ち方が甘い場合や、板金の重ねしろが足りない場合にも飛散のリスクが高まります。
棟板金の状態は屋根の上に登らないと確認できないため、専門業者による点検をおすすめします。
メンテナンス不足
意外と多いのが、「まだ見た目はきれいだから大丈夫」と思って放置している屋根です。
しかし、塗装の剥がれやシーリング(コーキング材)の劣化が進んでいると、屋根材の接着力が低下し、強風時に剥がれやすくなります。
特にスレート屋根や金属屋根は、塗装のメンテナンス周期(約10〜15年)を守ることが耐風性維持のポイントになります。
塗装の色あせや粉吹き(チョーキング)が見られたら、メンテナンス時期のサインです。
DIYや簡易補修跡がある
「とりあえずコーキングで埋めておこう」「ガムテープで応急処置」――こうした自己流の補修は、むしろ被害を大きくする原因になりかねません。
正しい下地処理や適切な材料を使わないと、雨水が侵入して屋根内部を腐食させたり、強風で補修部分が剥がれて周囲を傷めることもあります。
また、リフォーム業者でも屋根専門ではない業者による簡易補修が原因で、後々トラブルにつながった例も見られます。
屋根の補修は専門の知識と技術が必要なため、信頼できる屋根修理業者に相談することが大切です。
早めの点検で安心を
これらの特徴に1つでも心当たりがある場合は、台風シーズンを迎える前に一度プロによる点検を受けましょう。
大阪では、春〜初夏の時期に屋根点検をして備える方が増えています。
エーストラストでも無料点検を実施しており、「うちの屋根は大丈夫かな?」と感じたらお気軽にご相談いただけます。
早めの対策で、大切なお住まいを台風被害からしっかり守りましょう。
強風・台風被害に強いおすすめ屋根材
大阪でおすすめの耐風性に優れた屋根材をご紹介します。
ガルバリウム鋼板(SGL鋼板)
・非常に軽量で、風圧に強く飛ばされにくい
・耐久性・防錆性が高く、台風被害後のリフォームに人気
・モダンな外観にも合うデザイン性
エーストラストでも多くのお客様に選ばれています。
軽量瓦(防災瓦・改良和瓦)
・通常の瓦より約40%軽量
・専用の釘やクリップでしっかり固定でき、台風でもズレにくい
・伝統的な外観を保ちつつ耐風性UP
和瓦の趣を残したい方にはおすすめです。
カバー工法と相性の良い屋根材
・既存の屋根を撤去せずに施工可能
・ガルバリウム鋼板との相性が良い
・工期短縮&コスト削減ができ、台風シーズン前の対策にも有効
耐風性を高める屋根リフォームのコツ
「耐風性を高めたいから、強い屋根材にすれば安心」と思っている方も多いのですが、実は屋根材の性能以上に「施工の質」が重要なのをご存知でしょうか?
どれほど耐風性が高い屋根材でも、施工が甘ければその効果は十分に発揮されません。逆に、しっかりとした施工がされていれば、既存の屋根材でも耐風性を大きく高めることが可能です。
ここでは、台風・強風に強い屋根をつくるためのリフォームのコツを解説します。
釘打ち・ビス固定の正確さ
屋根材の固定方法は耐風性を左右する最も重要なポイントです。
例えば、スレート屋根の場合は「何本の釘を、どの位置に、どんな深さで打つか」まで細かく施工基準が定められています。
瓦屋根も同様に、瓦の1枚1枚を釘やクリップでしっかり固定することで、台風時のズレや飛散リスクを大幅に下げられます。
特に大阪のような台風被害が多い地域では、**施工基準以上の固定(ビスの併用や本数の増加)**が推奨されることもあります。
こうした対策は施工する職人の知識や意識次第なので、業者選びの段階から確認することが大切です。
下地の補強
屋根材ばかりに目が行きがちですが、その下にある野地板(のじいた)や垂木(たるき)の状態も耐風性に直結します。
野地板が経年劣化や腐食で傷んでいると、いくら表面の屋根材を交換しても「土台」が弱いため、簡単に飛ばされてしまいます。
屋根リフォームでは、屋根材をはがして下地の状態を確認し、必要であればしっかり補強・交換することが重要です。
耐風性だけでなく、建物全体の耐震性や耐久性アップにもつながります。
棟板金の固定強化
大阪での台風被害の報告で特に多いのが棟板金(むねばんきん)の飛散です。
棟板金は屋根のてっぺんにあるため、最も風を受けやすく、釘が緩んだり錆びたりすると一気に剥がれてしまいます。
そこで有効なのが、ビスと補強金具の併用による固定強化です。
ビスは釘よりも抜けにくく、補強金具を使うことでさらに耐風性能がアップします。エーストラストでもこうした強化施工を標準で行っています。
もし棟板金の状態が気になる場合は、強風シーズン前に補強のご相談をされるのがおすすめです。
足場を使用した全体施工
「とりあえず被害が出たところだけ直したい」というご相談を受けることもありますが、
屋根全体のバランスや劣化具合を見て総合的に判断することが大切です。
部分補修は一時的な効果しかなく、次の台風時に別の箇所が飛んでしまうという例も少なくありません。
また、足場を組まずに行う無理な作業は安全性や施工品質の低下につながることもあります。
屋根全体を足場を使ってしっかり点検・補修することで、屋根全体の耐風性を一段階引き上げることが可能です。
定期的な点検も忘れずに
最後に忘れてはいけないのが、定期的な屋根点検です。
大阪では台風や大雨の季節が毎年のようにありますが、目に見えないところで劣化や緩みが進んでいるケースも多いものです。
春(梅雨前)と秋(台風シーズン前後)の年2回程度の点検を習慣にすると、
「知らないうちに劣化が進んでいた」「台風後に初めて雨漏りに気づいた」といった事態を防げます。
エーストラストでは無料点検も実施しており、お客様から「気になっていたけど頼むきっかけがなかった」という声を多くいただいています。
早めの対策で、安心の住まいをつくりましょう。
大阪で屋根リフォームする際の注意点
台風・強風対策として屋根リフォームを検討する際、もうひとつ大切なのが「業者選び」です。
どんなに良い屋根材を選んでも、施工する業者が信頼できなければ、その効果は半減してしまいます。
大阪は特に屋根業者の数が多く、選び方次第で施工後の満足度に大きな差が出ます。
ここでは、失敗しないために押さえておきたいポイントをご紹介します。
業者選びは慎重に
台風被害後は、屋根修理のニーズが急増します。
そのタイミングに合わせて訪問営業や格安をうたう業者が急増する傾向があります。
「今すぐ直さないと大変なことになりますよ」
「今日契約すれば特別価格でできます」
こうした不安をあおる強引な勧誘には要注意です。
施工の質が低かったり、見積もり後に追加費用を請求されたり、アフターサービスがまったく無かったりと、トラブルの相談が後を絶ちません。
屋根は家の大切な部分だからこそ、業者選びは慎重に行いましょう。
実績のある地元業者に相談
大阪は気候特有の影響(強風・台風・ゲリラ豪雨など)が強いため、
大阪の住宅事情や気象特性を理解している地元密着の業者に依頼することが大切です。
地元業者なら以下の点で安心できます。
・大阪の建物の傾向(古い木造住宅・狭小住宅など)に詳しい
・台風時の風の流れや被害事例を把握している
・緊急時の対応力が高い(すぐに駆けつけられる)
・長期的なメンテナンスパートナーとして付き合える
「施工して終わり」ではなく、その後も安心して相談できる関係を築ける業者を選ぶことが、台風・強風に強い住まいづくりには欠かせません。
補助金・火災保険活用も確認
意外と見落とされがちですが、耐震・耐風リフォームに使える補助金制度が市区町村単位で実施されているケースがあります。
また、台風による屋根被害の場合は、火災保険が適用されることも多いです。
補助金や保険を上手に活用することで、自己負担を抑えてしっかりとしたリフォームが可能になります。
地元業者であれば、こうした補助制度や保険申請のサポート実績も豊富なので、契約前に相談してみるのがおすすめです。
まとめ
大阪の屋根は毎年、台風や強風といった自然災害にさらされています。
だからこそ、屋根材選び+施工品質+メンテナンスの3つが揃った対策が重要です。
株式会社エーストラストでは、大阪の住宅事情を熟知した屋根修理専門業者として、
耐風性・耐久性を高めるご提案を行っております。
・大阪密着の確かな実績
・わかりやすい見積もりと丁寧な説明
・無料点検・無料相談受付中
「台風前に対策しておきたい」「被害が出る前に相談したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
大切なお住まいを、長く安心して守れるよう全力でサポートいたします。