大阪府泉大津市にて屋根修理〈カバー工法・雨樋交換〉
2025/07/02
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お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
大阪府泉大津市にて築30年のお住まいにお住まいのY様より、「豪雨のときに天井から雨が落ちてくるようになった」とのご相談をいただきました。現地調査を行ったところ、スレート屋根の劣化が進行しており、防水性能が大きく低下している状態でした。
Y様は、当初は屋根塗装を検討されていたそうですが、「今後も長くこの家に住むつもりなので、10年先のことも見据えて、しっかりとした工事をしたい」とのお考えから、最終的に屋根カバー工法をご選択されました。また、雨樋の劣化も見られたため、屋根とあわせて雨樋も全体的に掛け替える工事を同時に行うこととなりました。
施工前の様子
スレート屋根の表面には経年による色あせやひび割れが見られ、特に屋根の勾配が緩い部分では雨水の排水が滞っており、コケの発生も見られました。
雨漏りが発生している部分については、スレートの継ぎ目や板金の接合部の防水性能が著しく低下しており、強風を伴う雨の際には屋根裏へ水が侵入していると考えられる状況でした。
また、既存の雨樋についても金具がサビつき、勾配不良によって雨水が溢れてしまうような箇所が複数確認されました。
施工の様子
ルーフィング敷設
まずは既存の屋根板金を撤去し、下地の状態を確認したうえでゴムアスルーフィング(防水シート)を丁寧に張り付けていきます。スレート屋根は下地の野地板が腐っているケースもあるため、しっかりと下地チェックを行ったうえで施工に移りました。
軒先唐草及び、寄せ棟水切り施工
次に、軒先唐草や寄せ棟水切りを取り付け、防水の立ち上げ処理も行います。細部の雨仕舞いを丁寧に行うことが、後々のトラブルを防ぐ重要なポイントです。
屋根材「スーパーガルテクト」施工
続いて、メインとなる屋根材としてIG工業の「スーパーガルテクト」を使用して本体の施工を行いました。軽量かつ断熱性能の高い金属屋根材で、重ね葺きに最適な製品です。
棟板金及び下屋根壁際板金施工
棟板金や下屋根壁際板金の施工においては、重なり部・壁内・壁際のすべてに捨てシリコンを打設し、万が一水が侵入しても構造内まで入り込まないように二重三重の対策を施しています。
雨樋
最後に雨樋の掛け替えです。使用したのはパナソニック製のPC50で、金具類はすべて耐久性の高いステンレス製に交換しました。これにより、長期的に安心できる排水環境が整いました。
施工後の様子
施工後の様子です。新しいガルバリウム鋼板の質感が建物全体に落ち着いた印象を与え、重厚感とシャープさを兼ね備えた美しい仕上がりとなりました。
また、雨樋まわりもピンと張った直線が美しく、外観全体が引き締まりました。
Y様にも「見た目もそうですが、何よりこれで雨漏りに怯えずに済むので安心です」と喜びの声をいただきました。
工事後に得られる効果・担当者のコメント
今回の工事により、まず第一に雨漏りの根本的な解消が実現しました。
また、スーパーガルテクトによって屋根の重量は大幅に軽減され(スレート屋根からの比較で約2.5トン→300kg)、お住まいの耐震性が向上した点も大きな効果といえます。
断熱材が一体化している屋根材のため、夏の遮熱・冬の保温効果も期待できる省エネ住宅へとアップグレードされました。
雨樋についても、勾配の取り直しと高耐久素材への交換により、排水機能が確保されるだけでなく、詰まりや破損リスクも大幅に低減されました。
私たちが常に心掛けているのは、「見えない部分こそ丁寧に」です。
今回も雨水の侵入が心配される壁際や重なり部分には、しっかりとシリコン処理を行い、万が一の事態にも対応できるようにしています。
また、スレート屋根で雨漏りしている場合、野地板が腐っていてカバー工法ができないケースもあります。早期の点検・相談が、適切な工事選択とコスト削減につながります。
このたびは、株式会社エーストラストにご依頼いただき誠にありがとうございました。
泉大津市をはじめ、大阪府内での屋根工事や雨漏り修理は、経験豊富な私たちにぜひご相談ください。
現場住所 | 大阪府泉大津市 |
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施工内容 | 屋根カバー工法・雨樋掛け替え |
施工箇所詳細 | 屋根全面・雨樋 |
使用屋根材1 | スーパーガルテクト |
使用屋根材2 | 雨樋:パナソニック PC50 |
工事金額 | 1,534,000円(足場、屋根、雨樋掛け替え、全て含む) |